大谷健氏が提案する、ハチプラの動画第3話が
公開されました。
問題点を検証します。
<目次>
①ハチプラのビジネスモデル
②暗号資産(仮想通貨)での配当は利益ではない問題点
③暗号資産(仮想通貨)の上場の問題点
④まとめ
①ハチプラのビジネスモデル
ハチプラのビジネスモデルは、
Irisトークンという暗号資産(仮想通貨)に投資をする
案件であることがわかりました。
なお、Irisトークンを入手するためには、
アイリスクラブに入会することが必要です。
1)配当の仕組み
「毎日8万円の配当を受け取れる」仕組み
は次の2つの仕組みだと言っています。
・暗号資産(仮想通貨)アービトラージを行い、
月利5~10%を得る
・レンダー(金貸し)ビジネスで、
年利16%を得る
なお、アービトラージとは、裁定取引とも呼ばれ、
商品などを安いところで購入して
高いところで売却することです。
暗号資産(仮想通貨)のアービトラージは
安い取引所で購入して高い取引所で売却して
価格差を得るものです。
アービトラジとレンダーの配当は、
Irisトークンで支払われることになります。
2)上場の売却益を狙う
アイリスクラブに入会すると、
Irisトークンを1枚1円で入手できます。
Irisトークンは、3か月後に上場が予定されていて、
上場時には5円に値上りすることが決まっているので、
上場のタイミングで売って値上がり益を得ることができる
ということです。
②暗号資産(仮想通貨)での配当は利益ではない問題点
Irisトークンでの配当は利益ではありません。
Irisトークンは暗号資産(仮想通貨)ですので、
法定通貨である日本円やドルに換金出来て
はじめて利益になったと言えます。
③暗号資産(仮想通貨)の上場の問題点
1)上場予定は決定ではないリスク
Irisトークンは3か月後に上場が予定されている
と言っていますが、
必ずしも、予定通りに上場されるとは限りません。
暗号資産(仮想通貨)の上場予定日は変更になることは、
よくあります。
上場予定日は売り込みをしている人の話だけではなく、
取引所に確認するなど、根拠を明らかにする必要があります。
2)上場しても価格が上がらないリスク
Irisトークンは現在1枚1円の価格が、
上場時に5円になると言っていますが、
上場後本当にその価格になるのか、
根拠がはっきりしません。
3)価格が上がっても売れないリスク
仮に上場後5円の価格になったとしても、
5円で売れるとは限りません。
暗号資産(仮想通貨)は流動性が低いので、
売りたいタイミングで、購入希望者がいなければ、
売ることができません。
4)売れても換金できないリスク
換金されても、ウオレットが凍結されて
すぐに引き出せない場合があります。
引き出せない間に価額が下がることもあります。
5)海外取引所のリスク
日本で取引所を開設する場合は、
ています。
日本の取引所は、金融庁への登録が義務付けられ、
利用者から預かる金銭は信託保全されています。
万が一、取引所が破綻した場合でも
信託された資産は保全されます。
しかし、
海外の取引所は信託保全されていないことが多く、
海外の取引所が破綻した場合、
資金は戻ってこない可能性が高いです。
④まとめ
暗号資産(仮想通貨)の投資の場合、
法定通貨である日本円やドルに換金して
利益が得られるプロジェクトであることを確認して、
参加する価値があるか判断することが重要です。