末永幸樹氏が提案する
「億の方舟プロジェクト・ゴールデンアーク」
の募集が始まりました。
参加費は、327,800円(税込)です。
クロスグループの関連会社アセットキューブ
の案件です。
問題点を検証します。
<目次>
①「億の方舟プロジェクト・ゴールデンアーク」の特徴
②「億の方舟プロジェクト・ゴールデンアーク」の問題点
③参加者の実績の問題点
④参加条件
⑤参加する前に必ずチェックするポイント
①「億の方舟プロジェクト・ゴールデンアーク」の特徴
末永幸樹氏の
「億の方舟プロジェクト・ゴールデンアーク」
の募集が始まりました。
具体的な手法は、
第一段階は、株式投資と複利の運用で、
1億円を狙っていく。
第二段階は、株式のIPO投資で、
毎年3000万円5000万円の不労所得を稼ぐ。
で、あることが明らかになりました。
②「億の方舟プロジェクト・ゴールデンアーク」の問題点
第一段階は、株式投資と複利の運用で、
1億円を狙っていくとして、100万円を元手にしたときの
例として6ヶ月分の月別データあげています。
2020年8月 22万2700円 5勝3敗 勝率62.50% 月利22.2%
2020年9月 49万2000円 7勝1敗 勝率77.78% 月利49.2%
2020年10月 28万1300円 6勝3敗 勝率66.67% 月利28.1%
2020年11月 34万7700円 7勝5敗 勝率53.85% 月利34.7%
2020年12月 51万4800円 12勝1敗 勝率92.31% 月利51.4%
2021年1月 37万3700円 10勝2敗 勝率83.33% 月利37.3%
て6ヶ月分の月別データでは、
月利平均35%になっています。
仮に初期投資を300万円でスタートして、
毎月複利で資産を増やすことが出来れば、
1年後には1億円超えるということです。
これらのデータを見ると、誰でも1年後には
1億円の資産が達成できると思うかもしれません。
しかし、データを見ると62戦47勝15敗で勝率約76%です。
「億の方舟プロジェクト・ゴールデンアーク」では
東証3700銘柄の中から利益にしやすいと判断した、
厳選の50銘柄を教えるということですが、
その50銘柄の中でも4回に1回は負けるということです。
参加者は50銘柄の中から選んで投資をするわけですから、
選び方によっては、すべてに負けるということも考えられます。
その場合、月利平均はゼロかマイナスです。
末永幸樹氏の株式投資の月利平均が35%であったとしても、
場合によっては、利益が得られないことがあります。
第二段階の、
毎年3000万円5000万円の不労所得を稼ぐ手法の、
IPO投資のデメリットは入手が困難な点にあります。
IPO投資は人気があるので、各証券会社の独自の判断により
投資家の選定が実施されますが、
通常は抽選になってしすが、倍率が1,000倍を超えることも
珍しくないと言われています。
また、IPO投資でも値上がりが確約されているわけではなく
初値が公募価格を下回り損失が出ることがあります。
株価が暴落することも少なくありません。
短期間で大きな損失を出す可能性があり、
上場後のIPO株への短期投資のリスクとなります。
③参加者の実績の問題点
参加者の実績は1件もありません。
④参加条件
参加費は、327,800円(税込)です。
その他に投資費用として最低10万円は必要になります。
⑤参加する前に必ずチェックするポイント
1)参加した初心者の毎月の利益金額
参加した初心者が、毎月継続して安定した利益を
得ていることを確認します。
2)参加者した初心者が毎月の利益を得るまでのお金の流れ
参加した初心者が毎月利益を得るまで、
どのようなお金の増減があって、
最終的に利益をいくら得たのか確認します。
具体的には、次のお金の流れです。
・スタート投資金額
・途中の損失額あるいは赤字額
・途中に追加した投資金
・取引期間
・利益金額
3)参加者の人数と利益を上げた初心者の人数
何人参加して、その中の初心者何人が
利益を得ることができたのかを確認します。
これらの利益実績を確認することが重要です。
4)特定商取引に基づく表記を確認する
特定商取引に基づく表記には、
「当商品で提供する情報は、
著者と同じような利益が出ることを
保証するものではありません。」
と記載されています。
つまり法律上、参加者全員の利益が保証されている
というわけではありません。
5)まとめ
参加費327,800円(税込)と最低投資金10万円と
参加することにより得られるであろう利益を比較して、
参加することが見あうプロジェクトであるか
を判断することが重要です。