こんにちは、ユウです。
神田伸一郎氏が提案する、
FAプログラムの動画第4話が
公開されました。
神田塾として募集を開始します。
問題点をお伝えします。
<目次>
①神田塾の特徴
②LRS(ロストエントリーリカバリーシステム) の問題点
③返金保証制度の問題点
④海外バイナリーオプション業者のリスク
①神田塾の特徴
神田伸一郎氏が提案する、
神田塾は、バイナリーオプションの
ノウハウであるFAプログラムは、
提供するプロジェクトです。
FAプログラムは、
「九九のように簡単に覚えられ、
1日1時間で
年収1000万円を目指すことができる」
とアピールしています。
②LRS(ロストエントリーリカバリーシステム) の問題点
FAプログラムで提供されるプログラムの一つに
LRS(ロストエントリーリカバリーシステム)が
紹介されました。
LRS(ロストエントリーリカバリーシステム)とは、
負けを防ぐための配信システムであり、
エントリーしないタイミングを
矢印で知らせるというものです。
負けを最大90%減らすことが可能なシステム
だとアピールしています。
バイナリーオプションで資金を増やすためには
「いかに勝ち続けるか?」ではなく
「いかに負け続けないか?」が重要です。
バイナリーオプションでは、
いくら勝ったとしても、
負ける率が高いと資金は増えない、
そして連敗するとあっという間に
資金がなくなってしまいます。
そこで、勝つタイミングを知らせるための配信ではなく、
負けるタイミングを知らせるシグナル配信システムを
用意したということです。
具体的には、矢印が出たらエントリーしない
というものです。
このLRSシステムには、
・『TypeA』
・『TypeB』
・『TypeC』
・『TypeE』
・『TypeS』
以上の5つのタイプがあると言っており、
動画内では、それぞれを起動すると、
負けを減らす確率が以下のようになると説明しています。
・『TypeA』負けを10%減らせる。
・『TypeB』更に負けを10%減らせる。
・『TypeC』更に負けを15%減らせる。
・『TypeE』更に負けを25%減らせる。
・『TypeS』更に負けを30%減らせる。
合計で最大90%の負けを減らすことが可能なシステム
だとアピールしています。
LRSシステムの実績として、
一切FAプログラムを知らない神田伸一郎氏の親戚が
やってみたとされる取引結果を示しています。
・LRSシステム不使用の場合、
30回トレードして、負け19回
・LRSシステム使用の場合、
30回トレードして、負け3回
一見効果がある配信システムのように見えますが、
LRSシステムの実践者が神田伸一郎氏の親戚が
1名だけしかいません。
また、1日100回取引するチャンスがある
ということを言っていましたので、
30回のトレード回数は、半日の取引回数にも満たないことから
システムの使用期間としては短すぎると言えます。
つまり、
1人の実践者の半日程度の短期間の実績しかない
ということです。
この1人の実践者の半日程度の短期間の実績だけでは、
たくさんの初心者の人が、
LRSシステムを使い、負けを90%の減らしている、
と言うことは出来ません。
負けを90%減らすことが可能なシステムである
と判断できるだけのデータを、
もっと多くの参加者の実績から
確認する必要があります。
参加者は200名いるとのことですので、
多くの参加者の長期間の実績を
確認する必要があります。
③返金保証制度の問題点
神田塾には「神田塾完全リファンド制度」と呼ぶ
返金保証制度が付いています。
返金保証制度があるので、リスクなく始められる、
稼げなかったら返金してもらえるんだ、
と思うかもしれません。
しかし、返金条件を確認する必要があります。
なお、「特定商取引法に関する表示」が、
まだ明らかではありませんので、
案内ページの内容で確認します。
現在分かっている条件としては、
「FAプログラムを使って、1日1時間
バイナリーオプションを実践したにもかかわらず
初月20万円達成できなかった場合、
入塾費用を全額返金。
更に、初月20万円は達成できても
初年度の年収1,000万円を達成できなかった場合にも
入塾費用を全額返金。」
となっています。
先ず、
「1日1時間バイナリーオプションを実践」
する必要があります。
続けて1時間か、トータルで1時間かは
明らかではありませんが、
1日1時間バイナリーオプションを
実践する必要があります。
エントリー回数は明らかではありませんが、
1日のエントリー回数や初月のエントリー回数
を指定される可能性があります。
「初月20万円達成できなかった場合」
の20万円達成というのは、勝った金額なのか、
利益なのか明らかではありません。
また、掛け金が明かではありません。
例えば、30万円を掛け金に指定されて、
ペイアウト率1.9の場合1回勝てば、
利益は、30万円x0.9=27万円なので、
1回勝てば、他のトレードがすべて負けたとしても、
利益20万円は達成したと言われることもありえます。
その場合は初月トータルで赤字になったとしても、
返金されない可能性があります。
「初年度の年収1,000万円を達成できなかった場合」
というのも、「特定商取引法に関する表示」が、
明らかになった時点で、
条件を確認しておく必要があります。
いずれにしても、
「特定商取引法に関する表示」記載の条件を
全て満たす必要があるため、
実際には必ずしも全員が完全に返金保証される
とは限りません。
④海外バイナリーオプション業者のリスク
金融庁のホームページには次のような記載があります。
「日本に居住する投資者に対して
バイナリーオプション取引を業として行うときは、
金融商品取引業の登録が必要です。
たとえ海外で金融商品取引のライセンスを
持つ業者であっても、
日本で登録を受けずに日本に居住する者に対して
金融商品取引を業として行うことは禁止されています。
無登録業者と取引した場合は、
トラブルが生じても無登録業者への追及は極めて困難です。
取引を始める前に、
取引の相手が金融商品取引法の登録を
受けている業者であることを
必ず確認してください。」
(金融庁のホームページから引用)
(金融庁のホームページから引用)
つまり、金融庁に登録していない業者と
金融商品(バイナリーオプションなど)を
取引することは禁止されている。
金融庁に登録していない業者と取引をして
トラブルが生じても解決することは困難である。
と言うことです。
そして、動画で紹介されている、
バイナリーオプション業者のハイローオーストラリアは
金融庁から警告を受けています。
「ハイローオーストラリア(運営者:Highlow Markets Pty.Ltd.)
に対しては平成27年11月17日付で警告を行っている。」
(金融庁のホームページから引用)
1)資金が守られないリスク
日本国内の金融庁登録会社であれば
信託保全が義務となっています。
なお、信託保全とは、業者が顧客から預かった証拠金を、
信託銀行に信託することで、
業者が破産、倒産という事態になっても、
信託保全されている資産は返還されるというものです。
したがって、万が一、国内の業者が破綻したとしても、
顧客の資金は守られるようになっています。
しかし、海外の業者は、信託保全がないので
海外の業者が倒産したり、あるいは不正を行ったとしても、
口座のお金は1円も戻ってきません。
2)お金が引き出せないリスク
海外業者利用者のトラブルで
最も多いのは出金拒否されるケースです。
利益が出た後に、出金拒否されてしまうような場合もあります。
3)トレードが勝手に変えられ損するリスク
利益の出ているトレードが取り消される、
利益が出たトレードが気付くと損失になっているなど、
金融ライセンスを取得していない海外業者が
出金拒否や詐欺まがいの行為を行います。
4)連絡が取れなくなるリスク
証拠金を追加入金をした後に消息を絶ったり、
連絡を絶つことがあります。
また、連絡がついても、日本語サービスがなく、
日本語で対応しない場合もあります。
5)日本の法律に守られないので泣き寝入り
海外業者には、日本の法律が及ばないため、
弁護士や警察に相談しても対応してもらえません。
海外業者との間にトラブルが起きても、
外国語で自分一人で交渉しなければなりません。
仮に裁判をするとしても、
日本の法律が適応できないため、海外になります。
海外の裁判で勝つことは殆どありませんので、
結局、泣き寝入りとなります。
海外会社の場合、
トラブルが発生してもすべて自己責任です。
6)出金手数料が高い
証拠金を海外口座に入金したり、
海外口座から国内の銀行口座に送金する必要があります。
海外口座に入金を行う場合は手数料が無料のケースもありますが、
出金時はほとんどのケースで出金手数料が必要になります。
出金手数料は海外業者ではなく、
資金の受け渡しを行う銀行が徴収します。
また数千円単位で手数料が徴収されるため、
頻繁に出金を行えば手数料がかさみます。
7)金融会社は国内大手の証券会社が安全
金融会社を選ぶときは、
必ず金融庁の登録の「国内大手の証券会社」
を選ぶことをお薦めします。
金融庁の登録を受けていない
海外業者と取引する場合は自己責任で
判断する必要があります。
判断する必要があります。
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