こんにちは、ユウです。

多田哲哉氏が提案する、
ギアツールが公開されました。

ギアツールは、
海外のFX業者の口座を利用する
FXの完全自動売買ツールです。

問題点をお伝えします。



<目次>
①ギアツールの特徴
②自動売買システムの問題点
③海外FX会社のリスク
④参加者の実績の問題点
⑤参加条件
⑥参加する前に確認すべきこと



①ギアツールの特徴

ギアツールはFXの自動売買ツールです。

口座は、Trading forexという
海外FXブローカーに開設する必要があります。


ギアツールは、

「毎月、最低20万円以上
最大で月に300万円の不労収入を
実現する高性能のシステム」

とアピールしています。



②自動売買ツールの問題点

自動売買ツールはツールが自動で売買するので、
誰が使用しても同じ結果が出ると思うかもしれません。

しかし、実際には次のような理由で
運用結果に差が出ます。


1)一部裁量の部分で個人差がでる。

自動売買ツールには、完全自動で動作する場合と
一部使用者の裁量が入る場合があります。

裁量とは、ツールによる取引ではなく
個人の判断で取引を行うことです。

完全自動であれば、決まったロジックに従って、
売買を繰り返します。

一部裁量を入れる場合は必要に応じて、
自動売買ツールを止めて、
個人の判断で取引を行います。

取引の実力や経験は一人一人異なりますから、
個人判断で行った取引結果には個人差が出ます。

判断があたって利益を得られる人もいれば、
外れて損失を出す人もいます。

裁量が取引の判断に一部でも入れば、
自動売買ツールであっても、
個人によって結果は異なります。


2)ツールを稼働させるタイミングで個人差が出る。

自動売買ツールに取引を全てお任せであっても、
システムを稼働させるタイミングが異なると
結果に個人差が出ます。

例えば、下記のように
AさんとBさんのツール稼働スタート時期が
異なったとします。

   ツール勝敗 参加時期
-------------------------------
1日目 勝ち    Aさんスタート
2日目 勝ち 
3日目 勝ち 
4日目 負け    Bさんスタート
5日目 負け


1日目から参加したAさんは5日目までで
3勝2敗になります。

Bさんは4日目から参入したので
2敗(全敗)です。

このように、同じ自動売買ツールを使っても、
スタートの時期が異なれば、Bさんのように
利益を得るどころか、損失して破綻することも
ありえます。


3)投資金の量で個人差が出る。

投資資金は参加者個人ごとに異なります。

投資資金が異なれば、得られる利益は
個人ごと異なります。

投資金額が10万円と100万円とでは、
勝った場合の利益金額は10倍違ってきます。

また投資金が少ないと、途中で負けたときに、
破産する場合もありえます。

例えば、途中で10万円負けたとします。

投資金が100万円の人はまだ、90万円の余力があるので、
引き続き取引ができます。

しかし、投資金が10万円の人は破産したので、
退場せざるを得なくなります。


4)ツールのカスタマイズ(設定)の内容で個人差が出る。

自動売買ツールには、
使用者の取引スタイルに応じて、
個人が後から調整できるカスタマイズ機能
がついているものがあります。

例えば、損切りレートを変更して、
ハイリスクハイリターンを狙う投資スタイルか、
安全に取引するタイプか、など
個人の要望に合わせるものです。

取引や損切りのタイミングなど、
使用者が調整できる場合があるのです。

カスタマイズを行った場合、
同じ自動売買ツールであっても
設定に応じて取引内容が変わってきます。

その結果、予定していた利益を得られない
ということも起こりえます。


ギアツールの参加者が
利益を得られるかどうかは、
今までの参加者の実績を確認する必要があります。



③海外FX会社のリスク

海外FX会社には次のようなリスクがあります。

1)資金が守られないリスク

日本国内のFX業者は、国内の金融庁登録会社であれば
信託保全によって、顧客から預かったお金を守ることが
義務付けられています。

しかし海外のFX業者では、信託保全がないので
お金を守られる保証はありません。

なお、ギアツールの口座を開設する
Trading forexは、セーシェルの会社です。


2)レバレッジが高いリスク

国内FX業者は金融庁のレバレッジ規制により
個人口座のレバレッジは25倍に制限されています。

しかし、Trading forexの口座のレバレッジは
1000倍になっています。

高レバレッジはハイリスク・ハイリターン
の取引になります。


3)お金が引き出せないリスク

海外FX業者利用者のトラブルで
最も多いのは出金拒否されるケースです。

利益が出た後に、出金拒否されてしまうような
場合もあります。


4)トレードが勝手に変えられ損するリスク

利益の出ているトレードが取り消されたり、
利益が出たトレードが気付くと損失になっているなど、
不正が行われれう可能性があります。


5)連絡が取れなくなるリスク

証拠金を追加入金をした後に消息を絶ったり、
連絡を絶つリスクがあります。


6)日本の法律に守られないリスク

海外FX業者には、日本の法律が及ばないため、
何かトラブルがあった場合、
日本の法律に守られないリスクがあります。


7)税金と出金手数料が高いリスク

出金はいつでもできると言っていますが、
無料で、すぐに引き出せるとは言っていません。

海外の口座からの出金時は、ほとんどのケースで
出金手数料が必要になります。

頻繁に出金を行えば手数料がかさみます。

少額の出金であれば赤字になる可能性もあります。

また、海外FX会社を利用して上げた利益は、
税務上、雑所得として扱われて総合課税の適用により、
所得金額に応じた税率が適用されます。

金額により税率が変わりますので確認が必要です。



④参加者の実績の問題点

参加者の1ヶ月の利益金額は1件も書かれていません。

参加者の実績は、利益金額は、下記の
1ヵ月の利益金額が1件、5カ月の利益金額が1件、
1年1カ月の利益金額が1件それぞれ示されているだけです。

・前橋浩さん
 1ヵ月で474,245円の利益。

・高木孝信さん
 5カ月で4,623,315円の利益。

・佐藤明美さん
 1年1カ月で16,809,186円の利益。



⑤参加条件

参加費用は、現時点は公開されていません。

最低投資金が3万円必要になります。

ギアツールの使用料は無料です。

ただし、主催者側は成果報酬として、
利益の30%を取ります。

参加者が月20万円の利益を得たら、
6万円が成果報酬として取られます。

利益が得られなければ、成果報酬はありません。



⑥参加する前に確認すべきこと

1)初心者の毎月の利益金額

ギアツールに参加した初心者が、
毎月得ている利益金額を確認することが
重要です。


2)利益金額を得るまでのお金の動き

毎月の利益金額を得るまでのお金の動き、
つまりどのようなお金の増減があったかを
確認することが重要です。

お金の増減というのは詳細な取引内容のことです。

・エントリー時のレート
・決済時のレート
・取引通貨量(何万通貨で取引したのか)
・いつエントリーしていつ決済したのか(投資期間)
・トレードによって得られた利益金額

それぞれの取引ごとに
この5点を確認することが重要です。

また、ハイリスクハイリターンではない、
健全な手法で取引をしているかどうか
の確認も重要です。

つまり、毎月の利益金額と
毎月の利益金額を得るまでの
お金の動きの確認が重要になります。


3)参加者の人数と毎月利益を得ている初心者の人数

ギアツールの使用者が何人いて、
毎月利益を得ている初心者が何人いるのか
を確認することが重要です。

たくさんの参加者が毎月安定的に利益を得ていること、
そして高い利益率で利益を得ていること、
この2点でプロジェクトの良し悪しが決まります。

現時点では明らかにされていない参加費用と
最低投資資金3万円と、
ツール利用者の毎月の利益金額を照らし合わせて、
参加するに見合うかどうかを
判断するプロジェクトです。


今後詳細が分かりましたら、
このブログで紹介していきます。