こんにちは、ユウ です。

NFTアート投資の仕組みと、
リスクをお伝えします。


<目次>
①NFTアートとは
②NFTアート投資とは
③NFTアート投資のリスク
④まとめ


①NFTアートとは

NFTとは「non-fungible token」の略で、
「非代替性トークン」という意味です。

非代替性とは、
例えば、大谷翔平選手が打った
第30号ホームランのボールに大谷選手が
自筆でサインしたボールのようなもので、
代替え(交換)が効かないことです。

トークン化とは、簡単に言えば、
「本物だと確実に証明できるサイン」
をするようなことです。

NFTは、他のものと交換できない、
と証明するサインになります。

デジタルコンテンツをNFT化するために、
暗号資産(仮想通貨)で使われている、
ブロックチェーン技術を使っています。

ブロックチェーン技術を使って、
データの書き換え(改ざん)が
極めて困難である特性を利用しています。

なお、ブロックチェーンとは、
「取引履歴を暗号技術によって維持するデジタル技術」
のことです。

全てに取引履歴が、改ざんが困難な状態で
残っています。

デジタルコンテンツをNFT化すると、
すべての取引がデジタルデータに残り
デジタルコンテンツにオリジナル(本物)と
正統性(正式に入手したこと)が生まれます。

自分が所有しているという正統性の証拠になり、
以前の所有者の履歴も確認できます。

NFTはコピーが容易なデジタルデータに対し、
絵画や彫刻と同じように唯一の資産としての価値を与え、
新たな芸術市場を生み出す技術として注目を浴びています。



②NFTアート投資とは

最新テクノロジーの
ブロックチェーン技術を使った
デジタル作品であるNFTアートなど
を対象にした投資です。

NFTはコピーが容易なデジタルデータに対し、
絵画や彫刻と同じように、
唯一の資産としての価値を与えられています

中には75億円の価格が付いた、
デジタルアート作品も登場しています。



③NFTアート投資のリスク

1)目利きのリスク

NFTアートとは、
デジタル作品でありながら、
コピーが不可能で本物と証明できる
という特徴を持っています。

しかし、だからと言って、
必ずしも、NFTアート全部が
値上りすると限りません。

投資対象のNFTアートが値上りするのかどうかは、
リアルの美術品がねあがりするのかどうかと同じ
目利きが必要です。

また、本物か偽物かを見分けられのかなど
作品を見極める目利きが必要になります。

実際の絵画では、例えば、ゴッホの「ひまわり」が、
1987年、安田火災海上保険(現損保ジャパン日本興亜)が、
当時の金額約53億円で落札されています。

作品がすばらしいというのはありますが、
世界に1枚だけのゴッホの「ひまわり」という
オリジナルであることに希少性にあります。

芸術作品は本物が欲しいと思う人が多ければ多いほど、
価値が上がり高額で取引されます。

一方アート作品には、贋作といわれる偽物も多いのも事実です。

アート市場の規模は、7.5兆円と言われていますが、
その半分が贋作とも言われています。

だからこそ、価値があると思われる作品は、
鑑定士や研究家が、筆のタッチ、構図、サイン、
使われている素材、保管状態、入手経路など、
多方面から分析し真贋の鑑定をします。

本物と鑑定すれば、鑑定書を発行し、
本物として流通することができます。

デジタル・アートは、画像でも、動画でも、音楽でも、
すべて、デジタル・データです。

デジタル・データは、簡単にコピーすることができるので、
まったく同じものが、安価に大量に複製が可能です。

75億円で落札された作品にしても、
インターネットでアクセスすれば、
パソコンやスマホで見ることも、
ダウンロードもできます。

しかしそれはあくまで、コピーであって、
オリジナルではありません、

NFTという技術が、鑑定書の役割をして、
オリジナルのデジタル・データが
どこにあるのかを証明することができるようになりました。

そのため、コピーされたとしても、
全く同じデータでも、オリジナルではないので、
オリジナルのデータは、
高値で取引されるようになったのです。


2)贋作のリスク

オリジナルのデータは、本物として
高値で取引されるのですが、
データがオリジナル、本物あることを
保証するためには、大前提があります。

それは、
登録されているデジタルデータが
オリジナルデータであること、です。

つまり、アート作品をNFT化する場合には、
スタート時点が重要だということです。

その作品を作ったアーティスト自身が
NFT化するということが大前提になっています。

通常は、NFT化する特に審査などはありません。

アーティスト自身が自分の作品をNFT化する
ことになっています。

ここで問題になるのが、
他人の作品を勝手にNFT化して販売したり、
手に入れたリアルの作品を、
無断でスキャンしてデジタル化し、
NFTアートとして販売するケースも出てきているんです。

リアルな美術品の画廊や展示会では、
専門家が作品やアーティストを
チェックしているので、
贋作や盗作が入り込む可能性は低いです。

NFT化の審査をしているところは少ないので、
単にNFT化するだけであれば、
誰でもNFT化することは可能なので、
いくらでも盗作や贋作に対して
NFTというデジタル証明書を作ることは可能です。

そして、ブロックチェーンは改ざんできないので、
一度NFT化した作品を取り消すことは、
より困難になっています。



④まとめ

NTFアートは、デジタル作品に
ブロックチェーン技術で
オリジナルであることの証明をしたもの。

NTFアートはオリジナルということに
価値が出るので、リアルの美術品と同様に
投資の対象になりえる。

投資するためには、NTFアートの作品の価値や
真贋を見極める目が必要になる。