こんにちは、ユウです。
今岡純一氏が提案する、
全自動TTPシステムが公開されました。
全自動TTPシステムは
FXの投資案件です。
問題点をお伝えします。
<目次>
①全自動TTPシステムの特徴
②ミラートレードの問題点
③海外FX会社のリスク
④参加者の実績の問題点
⑤参加条件
⑥参加する前に確認すべきこと
①全自動TTPシステムの特徴
全自動TTPシステムはFXの副業案件です。
全自動TTPシステムのビジネスモデルは
プロトレーダーにFXの運用を全て
任せるというものです。
人に運用を任せるということですので、
ミラートレードの可能性が高いと思われます。
ミラートレードは証券会社によってはコピートレード
と呼ぶこともありますが同じものです。
ミラートレードとは、
自分の口座とプロトレーダーの口座を紐付けて
自動でトレードをしてくれるものです。
ミラートレードは、
金融庁に届け出をしている証券会社が
行うことは合法です。
しかし、無届の会社や個人が、
ミラートレードを行うことは出資法違反になります。
口座を開設する際、どこの会社に口座を開設するか、
注意が必要です。
国内の金融庁に登録している証券会社ならば
問題ありませんが、海外FXブローカーに
口座開設する場合は金融庁に登録しているか
確認する必要があります。
また、ミラートレードの場合
手数料が取られる場合があります。
よくあるケースとしては、
手数料として、毎月利益の30%が成功報酬として
取られる場合があります。
②ミラートレードの問題点
ミラートレードは、
プロのトレーダーが売買するので、
誰が使用しても同じ結果が出ると思うかもしれません。
しかし、実際には次のような理由で
運用結果に差が出ます。
1)ミラートレードを始めるタイミングで個人差が出る。
ミラートレードに取引を全てお任せであっても、
ミラートレードを始めるタイミングが異なると
成果に個人差が出ます。
例えば、下記のように
AさんとBさんの稼働スタート時期が
異なったとします。
ツール勝敗 参加時期
-------------------------------
1日目 勝ち Aさんスタート
2日目 勝ち
3日目 勝ち
4日目 負け Bさんスタート
5日目 負け
1日目から参加したAさんは5日目までで
3勝2敗になります。
Bさんは4日目から参入したので
2敗(全敗)です。
このように、同じミラートレードを使っても、
スタートの時期が異なれば、Bさんのように
利益を得るどころか、損失して破綻することも
ありえます。
2)投資金の量で個人差が出る。
投資資金は参加者個人ごとに異なります。
投資資金が異なれば、得られる利益は
個人ごと異なります。
投資金額が10万円と100万円とでは、
勝った場合の利益金額は10倍違ってきます。
また投資金が少ないと、途中で負けたときに、
破産する場合もありえます。
例えば、途中で10万円負けたとします。
投資金が100万円の人はまだ、90万円の余力があるので、
引き続き取引ができます。
しかし、投資金が10万円の人は破産したので、
退場せざるを得なくなります。
3)利用者の裁量の部分で個人差がでる。
ミラートレードであっても、
ミラートレードを稼働/停止することができます。
このように個人の判断で取引を行うこと、
システムを稼働/停止することを裁量と言います。
完全お任せであれば、トレーダーが自分の裁量によって、
売買を繰り返します。
利用者が裁量を入れる場合は必要に応じて、
自動売買ツールを止めて、
個人の判断で取引を行います。
取引の実力や経験は一人一人異なりますから、
個人判断で行った取引結果には個人差が出ます。
判断があたって利益を得られる人もいれば、
外れて損失を出す人もいます。
裁量が取引の判断に一部でも入れば、
ミラートレードであっても、
個人によって結果は異なります。
参加者が利益を得られるかどうかは、
今までの参加者の実績を確認する必要があります。
③海外FX会社のリスク
海外FX会社には次のようなリスクがあります。
1)資金が守られないリスク
日本国内のFX業者は、国内の金融庁登録会社であれば
信託保全によって、顧客から預かったお金を守ることが
義務付けられています。
しかし海外のFX業者では、信託保全がないので
お金を守られる保証はありません。
なお、ゼウスのMAM(マム)口座を開設する
Rev-Tradingは、金融庁のホームページ(令和2年6月29日)
「無登録で金融商品取引業等を行っている者に対する警告」
に掲載されています
2)レバレッジが高いリスク
国内FX業者は金融庁のレバレッジ規制により
個人口座のレバレッジは25倍に制限されています。
しかし、海外の口座のレバレッジは
888~1000倍になる場合があります。
高レバレッジはハイリスク・ハイリターン
の取引になります。
3)お金が引き出せないリスク
海外FX業者利用者のトラブルで
最も多いのは出金拒否されるケースです。
利益が出た後に、出金拒否されてしまうような
場合もあります。
4)トレードが勝手に変えられ損するリスク
利益の出ているトレードが取り消されたり、
利益が出たトレードが気付くと損失になっているなど、
不正が行われれう可能性があります。
5)連絡が取れなくなるリスク
証拠金を追加入金をした後に消息を絶ったり、
連絡を絶つリスクがあります。
6)日本の法律に守られないリスク
海外FX業者には、日本の法律が及ばないため、
何かトラブルがあった場合、
日本の法律に守られないリスクがあります。
7)税金と出金手数料が高いリスク
出金時はほとんどのケースで出金手数料が必要になります。
頻繁に出金を行えば手数料がかさみます。
海外FX会社を利用して上げた利益は、
税務上、雑所得として扱われて総合課税の適用により、
所得金額に応じた税率が適用されます。
金額により税率が変わりますので確認が必要です。
④参加者の実績の問題点
参加者の1ヶ月の利益金額は1件も書かれていません。
期間が不明の利益金額が4件書かれているだけです。
システム利用者の実績
ヤマザキさん
利益 12万5441円
カトウさん
利益 25万1630円
タカハシさん
利益 106万5710円
タナカさん
利益 123万397円
⑤参加条件
参加費用は、現時点は公開されていません。
その他に投資金が必要になります。
⑥参加する前に確認すべきこと
1)初心者の毎月の利益金額
全自動TTPシステムに参加した初心者が、
毎月得ている利益金額を確認することが
重要です。
2)利益金額を得るまでのお金の動き
毎月の利益金額を得るまでのお金の動き、
つまりどのようなお金の増減があったかを
確認することが重要です。
お金の増減というのは詳細な取引内容のことです。
・エントリー時のレート
・決済時のレート
・取引通貨量(何万通貨で取引したのか)
・いつエントリーしていつ決済したのか(投資期間)
・トレードによって得られた利益金額
それぞれの取引ごとに
この5点を確認することが重要です。
また、ハイリスクハイリターンではない、
健全な手法で取引をしているかどうか
の確認も重要です。
つまり、毎月の利益金額と
毎月の利益金額を得るまでの
お金の動きの確認が重要になります。
3)参加者の人数と毎月利益を得ている初心者の人数
全自動TTPシステムの使用者が何人いて、
毎月利益を得ている初心者が何人いるのか
を確認することが重要です。
たくさんの参加者が毎月安定的に利益を得ていること、
そして高い利益率で利益を得ていること、
この2点でプロジェクトの良し悪しが決まります。
現時点では明らかにされていない参加費用と
最低投資資金と、システム利用者の
毎月の利益金額を照らし合わせて、
参加するに見合うかどうかを
判断するプロジェクトです。
今後詳細が分かりましたら、
このブログで紹介していきます。
今岡純一の過去の記事はこちら
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