こんにちは、ユウ です。
クロスグループのLogical Forexの
斉藤勇太郎氏が提案する、
「ADVAN-S(アドヴァンス)」
の募集が開始されました。
アドヴァンスはFXの自動売買ツールです。
「勝率87.2% 最大112連勝
即日20万円、19万円、15万円を
完全自動で何度でも繰り返す。」
とアピールしています。
検証します。
<目次>
①アドヴァンスの特徴
②ナンピン手法の問題点
③自動売買ツールの問題点
④参加者の実績の問題点
⑤参加条件
⑥参加する前に確認すべきこと
①アドヴァンスの特徴
アドヴァンスは、
FXの完全自動ツールです。
アドヴァンスで用いる手法、
最強の未完成ロジックというのは、
ナンピンのことです。
なお、FX完全自動ツールとは、
ツールを稼働させて、参加者は入金すれば、
後は自動でツールが売買を行うというものです。
参加者はツールを稼働して入金するだけで、
参加者はその後何もする必要はない、
という特徴があります。
②ナンピン手法の問題点
アドヴァンスで用いる手法は、
ナンピンです。
1)ナンピンとは
ナンピンというのは、
日本語で「難平」と書きます。
「難」は損のことを指し、
それを「平均」することから来ています。
ナンピンとは、相場が下がり続ける時に買い足して、
平均取得価格を下げることを言います。
例えば、
ドル円を100円で1000通貨買ったとします。
相場が下落して、価格が96円まで下がったので、
ドル円を96円で1000通貨買い足します。
この時点で、
100円のドル円を1000通貨と、
96円のドル円を1000通貨持っています。
この場合、
98円のドル円を2000通貨持っているのと
同じことになります。
このように、平均取得価格を下げることができます。
2)ナンピンのメリット
平均為替レートが100円から98円に下がことで、
価格が戻ったときに利益を出しやすくなります。
最初の1ドル100円で1000通貨買ったときは、
1ドル100円以上にならないと利益が出ませんでした。
1ドル96円で買い増ししたことで、
1ドル98円以上になれば利益が出ることになります。
このように、買い足しをすることで、
利益が出る価格帯が下がってきています
つまり、ナンピンは平均取得単価を下げることにより、
相場が下落した場合でも利益を出しやすい手法となります。
3)ナンピンのデメリット
しかしながら、当然リスクもあります。
しかし、価格が戻るまでの間、
買い増しするため、含み損が拡大する
リスクがあります。
それは、ナンピンした後も、
相場が下がり続けてしまった場合です。
先ほどの例では、
1ドル100円が、1ドル96円まで下がったときに
ナンピン買いをしましたが、
仮に、その後も下がり続けて、
1ドル90円まで下がったとします。
1ドル96円で買ったポジションを
2000通貨も抱えていることになるので、
さらに含み損が拡大していきます。
ナンピン買いとは、相場が戻ることを期待して
買い増しをするので、思惑と外れトレンドが逆方向に
なった場合、大きな損失を被ることがあります。
ナンピンで必ず勝つためには、
潤沢な資金がある投資家だけです。
③自動売買ツールの問題点
自動売買ツールは、
お金を入金するだけで
ツールが自動で取引をします。
自動で取引をしますが、
自動で利益を上げてくれるわけではありません。
自動売買ツールは、あくまで、
自動で取引をするするだけです。
そして、自動なんだから
誰がやっても同じ結果が出ると
思うかもしれません。
しかし、自動売買ツールでも、
結果には個人差が出ます。
自動売買ツールでも個人差が出る理由は、
次の通りです。
1)稼働のタイミングで個人差が出る
稼働のタイミングは、
個人の設定や入金のタイミングで異なってきます。
そのため、利益も勝率も変わる可能性が出てきます。
例えば、ある日の取引です。
1日で5回の取引がありました。
1回目 勝ち Aさん稼働スタート
2回目 勝ち
3回目 勝ち
4回目 負け Bさん稼働スタート
5回目 負け
Aさんは3勝2敗
Bさんは0勝2敗(全敗)
このように、稼働のスタートのタイミングで
取引の結果が異なります。
つまり、
稼働のスタートのタイミングで
利益金額や勝率に個人差が出る。
ということになります。
場合によっては全敗ということもありえます。
2)投資資金によって個人差が出る
参加者個人個人の投資資金によって
得られる利益は異なります。
連戦連勝で8603万円を叩き出し
即日20万円、19万円、15万円を
完全自動で何度でも繰り返す
など主催者の実績が示されています。
その自動売買ツールを稼働すれば、
自分も同じように利益が得られると
思ってしまいます。
しかし、その示されている利益を得るためには
いくらの投資金が必要なのか、
追加の投資金が必要なかったのかなどを
確認することが重要です。
同じツールを使ってもでも、
投資金が10万円の場合と、
投資金が1000万円の場合では
利益金額は違ってきます。
示している金額は、あくまで
ロジックをバックテストした
狙える金額です。
仮に、そのツールが利益を得られる
ものだったとしても、
投資金10万円で1億円の利益を得た場合と、
投資金10億円で1億円の利益を得た場合とでは
ツールの良し悪しが決まってきます。
10億円で1億円利益が得られる
ツールだったとしても、
資金を用意できる人、出来ない人によって
利益に個人差が出るのです。
投資金額によっては、赤字になったり
得られる利益は異なります。
つまり、
参加者個人個人の投資金額によって
得られる利益に個人差が出る、
ということになります。
3)個人の裁量で設定を変えられる場合は個人差が出る
完全自動売買ツールでも、
個人の裁量で設定を調整できるものがあります。
なお、裁量とは、
取引をするかしないか、決済をいつするかなどの
個人個人が判断することです。
100%ツールに任せるのではなく、
一部裁量を加えられる設定になっている場合には
システムは同じであっても
当然ながら結果に個人差が出ます。
④参加者の実績の問題点
参加した初心者の利益実績は1件もありません。
サイトに示されたデータは、
シミュレーションであるバックテストの結果であり
参加した人の利益実績は1件もありません。
⑤参加条件
参加費用は195,800円(税込)。
その他に、最低投資金約10万円が必要になります。
⑥参加する前に確認すべきこと
1)初心者の毎月の利益金額
アドヴァンスを使用した
初心者が毎月得ている利益金額を
確認することが重要です。
2)利益金額を得るまでのお金の動き
毎月の利益金額を得るまでに
どのようなお金の増減があったかを
確認することが重要です。
お金の増減というのは
詳細な取引内容です。
・エントリー時のレート
・決済時のレート
・投資金額
・トレードによって得られた利益金額
それぞれの取引ごとに
これらの点を確認することが重要です。
3)参加者の人数と毎月利益を得ている初心者の人数
アドヴァンスの使用者が何人いて、
毎月利益を得ている初心者が何人いるのか
を確認することが重要です。
たくさんの参加者が毎月安定的に利益を得ていること、
そして高い利益率で利益を得ていること、
この2点でツールの良し悪しが決まります。
参加費用は195,800円(税込)と最低投資資金約10万円と
ツール利用者の毎月の利益金額や利益率と
を照らし合わせて、
参加するに見合う価値があるかどうかを
判断することが大切です。