<目次>
①キャッチザFXとは
②勝率99.5%でも利益を得られないカラクリ
③実績の問題点を暴露します
④海外のFX業者の危険性を暴く
⑤参加するには多額の費用が必要な裏事情
⑥参加する前に必ずチェックするポイント
①キャッチザFXとは
キャッチザFXとは
『FX自動売買ツール』と
『プロトレーダーの裁量』で、
勝率99.5%の成果をアピールする、
FXの案件です。
市原毅士氏は、
「『逆張り』戦略と、
『ナンピンマーチン』戦略
を組み合わせることで
99.5%の勝率を可能にした」
と言っています。
問題点を検証します。
②勝率99.5%でも利益を得られないカラクリ
1)ナンピンマーチンはギャンブル手法
『ナンピンマーチン』とは、
予想した方向と逆に値動きがあった時に
取引量を買い増していく手法です。
最終的には勝った時の利益で、
これまでの負けが全て帳消しになる、
という手法です。
10万円の資金でスタート、
掛け金を資金の1%の1,000円、
として考えます。
1回目:掛け金 1,000円 負け -1,000円
2回目:掛け金 2,000円 負け累計 -3,000円
3回目:掛け金 4,000円 負け累計 -7,000円
4回目:掛け金 8,000円 負け累計 -15,000円
5回目:掛け金 16,000円 負け累計 -31,000円
6回目:掛け金 32,000円 勝ち入金 +64,000円
損益=勝ち入金64,000円-掛け金32,000円-負け累計31,000円
=1,000円
最終的に勝った時点で、1,000円の利益が出ます。
2)ナンピンマーチンは連敗すると破産する
では、連敗した場合はどうなるかというと、
同じく、10万円の資金でスタート、
掛け金を資金の1%の1,000円、
とて考えます。
1回目:掛け金 1,000円 負け -1,000円 残金 99,000円
2回目:掛け金 2,000円 負け累計 -3,000円 残金 97,000円
3回目:掛け金 4,000円 負け累計 -7,000円 残金 93,000円
4回目:掛け金 8,000円 負け累計 -15,000円 残金 85,000円
5回目:掛け金 16,000円 負け累計 -31,000円 残金 69,000円
6回目:掛け金 32,000円 負け累計 -63,000円 残金 37,000円
7回目:掛け金 64,000円 ←不可
6連敗した時点で、
残金は37,000円になってしまいます。
したがって、7回目の64,000円を掛けられない、
ということになります。
つまり、資金の1%の掛け金でスタートしても、
たった6連敗で破産するということです。
6)ナンピンマーチンの致命的な欠点
つまり、ナンピンマーチンは、
資金が潤沢でないと、
すぐに資金がなくなって
破産してしまいます。
資金を十分に持っていないと勝てない
ということが、
ナンピンマーチンの致命的な欠点です。
したがって、勝率99.5%が本当だとしても、
ナンピンマーチン法を使っていれば、
連敗した時点で資金がアッという間に
なくなってしまうことになります。
これが、
勝率99.5%でも利益を得られないカラクリです。
勝率99.5%でも利益を得られないカラクリです。
③実績の問題点を暴露します
運用実績として
動画で実績を公開しています。
「論より証拠!
これが勝率99.5%の最強システムの
運用実績です」
「【年間利率415%証拠映像】
運用資金30万円からスタートして
1年足らずで154万6000円に!」
しかし、動画では画像が荒く、
スクロールも速いので、
実績も利益金額も確認できませんでした。
資金が、
1年間で30万円から154万6000円に、
なったとしても、
それが利益金額だとは言っていません。
そして、
月の利益や毎月の利益も確認できません。
月の利益や毎月の利益も確認できません。
お金の動きも示されていません。
取引の途中でロスカットになって、
資金を追加した可能性もあるので、
資金の動きは事前に確認が必要です。
この実績が誰の実績か書かれていません。
そして、これ以外には実績が一件もありません。
市原毅士氏は、LINEでは
「3ヶ月以上利用しているユーザーは100%黒字」
と、言っています。
そうであるならば、
たくさんの初心者の人が利益を出しているのか、
初心者が何人参加して何人利益を出しているのか、
を示す必要があります。
④海外のFX業者の危険性を暴く
システムは完全無料提供と言っていますが、
「今すぐ Catch the FX に申し込む」
をクリックしても、
システムをすぐに、無料で使えるわけではありません。
GEMFOREX(ゲムフォレックス)という
ニュージーランドの証券会社の口座を
開設しなければ使用できるようになりません。
しかし、海外のFX業者には次のようなリスクがあります。
1)資金が守られないリスク
国内の金融庁登録会社であれば
『信託保全』されています。
したがって、万が一、FX会社が破綻したとしても、
顧客の資金は守られるようになっているのです。
しかし、海外のFX業者は、『信託保全』がないので
海外のFX業者が倒産したり不正を行ったとしても、
口座のお金は1円も戻ってきません。
2)高レバレッジによるリスク
金融庁のレバレッジ規制により
国内FX業者の個人口座のレバレッジは
25倍に制限されています。
しかし、海外のFX口座は金融庁の管轄ではないので、
国内のようにレバレッジの規制が無く
レバレッジが1000倍という場合もあります。
レバレッジが高いと資金が少なくても、
大きなお金を動かすことができます。
一方、資金が一瞬でなくなってしまう
可能性があります。
高レバレッジは
ハイリスク・ハイリターンというわけです。
3)お金が引き出せないリスク
海外FX業者利用者のトラブルで
最も多いのは出金拒否されるケースです。
利益が出た後に、出金拒否されてしまう
ような場合です。
4)トレードが勝手に変えられるリスク
あるいは、利益の出ているトレードが取り消される、
利益が出たトレードが気付くと損失になっているなど、
金融ライセンスを取得していない海外FX業者が
出金拒否や詐欺まがいの行為を行います。
5)連絡が取れなくなるリスク
追加入金をした後に消息を絶つ、
連絡を絶つことがあります。
連絡がついても、サービスが
日本語で対応しない場合もあります。
6)結局日本の法律に守られないので泣き寝入り
海外FX業者を使った場合は、
日本の法律に守られないため、
弁護士や警察に相談しても
対応してもらえません。
仮にトラブルが起こっても、
日本の法律が適応できないため、
裁判をするとしたら海外になります。
海外の裁判で勝つことは殆どありませんので、
結局、泣き寝入りとなります。
海外FX会社の場合、
トラブルが発生してもすべて自己責任です。
7)FX会社は国内大手の証券会社
金融庁・財務局の登録を受けていない
海外業者と取引することはお勧めしません。
FX会社を選ぶときは、必ず
「国内大手の証券会社」をお勧めします。
⑤参加するには多額の費用が必要な裏事情
参加条件は
・海外のFX業者GEMFOREX(ゲムフォレックス)口座を開設する
・必要証拠最低金25万円を入金する
・口座の管理費として、月額5,000円
・Catch the FXのシステム管理費として月額3,000円
となっています。
完全無料で、システムが使えるわけではありません。
証拠金はさらに多額の費用を想定する必要があります。
なぜならば、レバレッジの高い海外FX業者を使うので、
資金が一瞬でなくなってしまう可能性があります。
ナンピンマーチンゲール法を使うので、
勝つためには、多くの資金が必要だからです。
⑥参加する前に必ずチェックするポイント
利益金額が書かれている実績は、
1件もありませんでした。
たくさんの初心者が
毎月安定して利益を得ているのか、
初心者が何人中何人が
毎月安定して利益を得ているのか、
などのデータが示されていません。
参加条件は
・海外のFX業者GEMFOREX(ゲムフォレックス)口座を開設する
・必要証拠最低金25万円を入金する
・口座の管理費として、月額5,000円
・Catch the FXのシステム管理費として月額3,000円
となっています。
海外のFX業者は上で述べたように、
信託保全されていなどの危険性があります。
これらを比較して、
参加する価値があるかを
十分検討することが重要です。