<目次>
①「トワイライトゾーン」とはどんなFX手法なのか?
②実績の問題点についてお伝えします。
③ツールの問題点についてお伝えします。
④参加費用について
⑤参加する前に必ずチェックするポイント
①「トワイライトゾーン」とはどんなFX手法なのか?
1)「トワイライトゾーン」の特徴について
「トワイライトゾーン」とは、
自動で売買のタイミングを教えてくれる
FXツールです。
どのように自動でタイミングが分かるかというと、
MT4上に2本のラインを引いて、
突き抜けたタイミングで、
取引をを行います。
このツールを使えば、
「FXの知識がないFXの初心者の人でも、
成果を上げることができる」
とアピールしています。
なお、
「トワイライトゾーン」とは、
チャート上にツールで描いた、
上下2本のラインで挟まれた範囲
のことになります。
奥村尚氏は、独自に呼んでいます。
2)「トワイライトゾーン」で確認すべき点
「トワイライトゾーン」では、
購入者全員が同じラインを見ることになります。
そして、購入者全員が、
同じポイントで取引(売買)することができます。
つまり、参加した人が、利益を得るために、
自分で取引を判断する裁量は必要ないことになります。
そのため、このシステムを使って
利益を上げるためには、
ツールの実力がカギになります。
ツールが優秀であれば、
利益を上げることができます。
しかし、
ツールが優秀でなければ、
損失を被ることになります。
これから参加する初心者の人が、
確実に安定して利益をあげるためには、
ツールの実績を確認することが重要になります。
②実績の問題点についてお伝えします。
1)奥村尚氏の実績についての問題点
奥村尚氏の利益金額の実績は、
2019/4/1~2019/9/30の半年間だけしか
示されていません。
実績の期間として、半年では短いですし、
日付は昨年度のデータになりますので、
少し古いことになります。
実績としては、期間は少なくとも1年位、
そして現在までのデータを示すことが大事です。
2)参加者の実績についての問題点
主催者の奥村尚氏が優秀でも、ツールが優秀でも
それだけでは意味があるとは言えません。
大事なのは、今までに参加して、このツールを使った人が、
毎月安定して利益を得ていることが
主催者奥村尚氏の実績より、重要だということです。
参加者の感想が8件ありますが、
利益金額が示されたものは、
ただの1件もありません。
誰がやっても、利益が取れるはずですが、
これだけでは実績があるとは言い難いです。
少なくとも奥村尚氏と同じぐらいの期間
利益を上げ続けている実績を、
示すことが重要になります。
3)投資内容についての問題点
毎月利益を得られた実績があったとしても、
その投資内容が、
初心者に安心できる内容であることが大事です。
つまり、
少ない投資金で、大きな利益をあげられること。
なるべく負けないで、勝つと大きな利益を得られ、
負けても損失が少ないこと。
負けを繰り返して、損失が増えて
証拠金が途中でなくなるようなことがあると、
資金の少ない人は、破産して、
その後、取引が続けられなくなる可能性もあります。
初心者にとっては、少ない資金で、
安全に、確実に利益が取れること
が重要になります。
③ツールの問題点についてお伝えします。
サインにしたがって取引するだけなので、
裁量が必要のない取引になるので、
同じツールを使えば、個人差が出ないことになります。
しかし、実際にツールを使うと、個人差が出てきます。
なぜ、個人差が出るかの理由が次の3件になります。
1)サインがいつ来るのかわからない
チャートの画面上に売り買いのサインが現れますが、
いつ、何時に表示されるのかわかりません。
例えば、仕事中や寝ている時間帯に
表示されることもあります。
そうなると、仕事中や寝る時間帯でも、
取引チャンスを待つため、
画面を見続けていなければなりません。
2)すぐにやらなければならない
サインが来たらすぐに売買しないといけません。
サインが来たら短期間の取引が大事なので、
それこそ1秒でも遅れたら大損することもあります。
でも、実際には、常に画面を眺めていたり、
サインが来たらすぐに売買するなんてことは、
なかなかできません。
つまり、必ずしもサインが来たタイミング全てで、
売買が出来るわけではありません。
サインが来てもされても、タイミングによっては、
見逃したり、取引ができないことがあります。
売買ができなかったり、利益を取りそこねたとしても、
それはツールのせいではなく、
全て自己責任ということになってしましいます。
ツールが良くても、サインが適切でも
裁量が必要なくても、個人個人に差が出てしまいます。
3)選ぶ取引で個人差が出る
このツールの勝率は約65%だと言っています。
しかし、この勝率65%は、
ツールが示したトレードチャンス全て
を取引した場合の勝率です。
3回に2回勝つ場合の勝率は、67%になりますから、
この勝率65%のツールは、3回に1回以上は負ける、
ということです。
例えば、
トレードチャンスが、1日3回あったとします。
回数/勝敗/取引結果
-----------------------------------------
1回目 勝ち 取引できなかった
2回目 勝ち 取引できなかった
3回目 負け 取引して負けた
1日3回の取引のチャンスがあって、
トータルでは2勝1負で勝率67%でした。
しかし、
3回目に1日1回だけ取引した人は、
100%の負け、勝率0%です。
このような負けるタイミングでしか、
取引ができなかった場合は、
全体の勝率が65%前後であったとしても
取引は全敗の可能性があるということです。
勝率が65%だから、ツールのサインにしたがえば、
誰もが同じように利益が得られるわけではありません。
負けるタイミングでしか取引できなかった人は、
大損して破産することも十分ありえます。
4)高勝率でも損する理由
このツールは、勝率約65%の高勝率だと言っています。
しかし、勝率が高くても利益が取れるとは限りません、
例えば、
勝った取引は1万円の利益、
負けた取引は10万円の損失、
のような取引だったとします。
この取引を10回して勝率65%以上の場合を考えます。
7回は勝ち、1万円X7回=7万円の利益になります。
3回は負け、10万円X3回=30万円の損失になります。
この場合、トータル7勝3敗70%の勝率ですが、
23万円の赤字です。
勝率が高くても、大損する可能性があるということです。
5)勝率65%の裏事情
勝率65%は、サインが来た取引チャンス、
全て売買した場合の勝率です。
つまり、1日中チャートを見ていて、
サインが来た全ての取引をしたときの勝率です。
実際には、チャートを見ている時間帯に
来たサインで取引をすることになりますから、
勝率は個人個人で変わることになります。
④参加費用について
1)参加費用は43,780円です。
2)最低投資金10万円が必要になります。
赤字が多い場合には、追加資金が必要になったり、
最初から多額の資金が必要な場合があります。
そのためには、
初心者がいくらの投資金で、いくらの利益をあげているのか、
実績を確認することが必要です。
だからお金の動きを知ることが大事です。
⑤参加する前に必ずチェックするポイント
1)実績の詳細データについて以下の4点を確認する
1)主催者の利益金額の実績は半年間だけしかない。
2)参加者が利益を得た実績は1件もない。
3)仮に利益を得られてとしても、
いくら投資していくら利益を得たのか示されていない。
4)初心者が利益を得た実績が1件も示されていない。
これら4点のデータが不十分なので、詳しいデータを確認することが重要です。
2)特定商取引に基づく表記を確認します
特定商取引に基づく表記には、
「本商品に示された表現や再現性には個人差があり、
必ずしも記載事例と同等の利益や効果を保証するものではございません。」
と記載されています。
つまり、同等の利益を保証する、とは書かれていないので、
利益が保証されているわけではありません。
3)参加する前に必ずチェックするポイント
参加費用43,780円と、最低投資金10万円だが、
必ず最低投資金10万円で利益が増やせるとは限らない。
初心者の利益実績が1件もないデータと、
必要な金額を照らし合わせて、
参加することが見合うかどうかを、
判断することが重要になります。