<目次>
①「PMPポイントマスタープログラム」のビジネスモデルは?
②「100万円カンペ」を使ったアマゾン転売の問題点
③参加者の実績の問題点について
④参加条件と返金保証のリスク
①「PMPポイントマスタープログラム」のビジネスモデルは?
「PMPポイントマスタープログラム」のビジネスモデルは、
「100万円カンニングペーパー」を使って、
アマゾン国内転売を教えるコミュニティです、
仕入れと販売の価格差の利益よりも、
仕入れのポイント還元で利益を得ること
を特徴とする転売手法です。
商品は、値幅による利益よりも、
回転率とポイント還元を重視します。
ポイント還元のキャンペーンでは、
20~50%のポイント還元がつくことがあるので、
キャンペーンのときに、大量に仕入れると、
ポイントが還元され利益になるということです。
月に20%ポイントで100万円の利益をあげようとしたら、
500万円の仕入れをする必要があります。
②「100万円カンペ」を使ったアマゾン転売の問題点
第1回目の動画で紹介されていた
「100万円カンニングペーパー」のリストの、
「ユーカヌバ スモール スーパーシニア
スーパーシニア用 小型犬用 11歳以上 (2.7kg)」
の商品ページを見てみます。
2020年8月14日の時点で、現在23人の出品者がいます。
最安値が3680円でした。
全員がFBAを使っています。
前日は、出品者20人、最安値3780円でしたので、
1日で、出品者が3人増えて、値段が100円値下がりしています。
仕入先の楽天では、2659円で販売していました。
ポイントは26ポイント、約1%の還元率です。
購入しようと個数を入力すると、
数量は5個までしか購入できません。
賞味期限5ヶ月程度です。
杉浦礼氏の利益計算によると、
3680円の場合の利益は、
3680円(価格)-1000円(諸費用)-2659円(仕入れ価格)=21円
1個あたりの利益は、21円程度に下がりました。
過去の値段を確認してみると、
数日前までは継続して、ほぼ3550円でした。
3550円の場合の利益は、
3550円(価格)-1000円(諸費用)-2659円(仕入れ価格)=-109円
1個あたりの利益は、109円の赤字です。
この様にアマゾンでは、価格がライバルと一覧で比較されるので、
価格の乱高下が激しいです。
ライバルが増えると一気に値下げ競争が始まります。
一番厳しいのが、売れる商品、回転の良い商品に、
アマゾン自身が参入してくることです。
よくあるパターンが、
例えば、3500円程度の商品をライバル同士が競争している時に、
アマゾン自身が、2500円程度で一気に参入してくるようなケースです。
アマゾンはメーカーから直接、大量に仕入れることができます。
仕入れ価格に関してはどこよりも安くなるので、
販売価格は最安値が可能になります。
そうなると、マーケットプレイス(一般の出品者)の商品は
全く売れません。
アマゾンの商品在庫がなくなるまで、
アマゾンの独占状態です。
その間は、マーケットプレイスの商品は、
不良在庫です。
在庫処分として、アマゾンに対抗して値下げすれば、
間違いなく大赤字です。
これは決して、珍しいケースではなく、
よくあるパターンです。
アマゾンはマーケットプレイスを利用して、
市場調査をしているとも言えます。
③参加者の実績の問題点について
杉浦礼氏の教え子の実績が出ていました。
佐藤さん
月の利益20万円
谷さん
月の利益20万円
タダシさん
月の利益150万円
小島さん
月の利益180万円
谷川さん
月の利益180万円
いずれも月の利益が得られているとはいっていますが、
毎月の利益がいくらなのか、毎月稼ぎ続けているのか、
それぞれの月の利益金額を得るまでのお金の動き
いくらで何個仕入れて、いくらで何個販売したのか
が書かれていません。
また、他にもたくさんの初心者の人が利益を出しているのか、
初心者が何人参加して、何人利益を出しているのか、
が書かれていないです。
「PMPポイントマスタープログラム」で
「100万円カンニングペーパー」を使って、
実際に月30万円を稼げるのかどうかは、
これらの実績が重要になります。
④参加条件と返金保証のリスク
1)参加費用
PMP参加費用 月額980円(税込)
年間一括払い 年額9,800円(税込)
2)全額返金保証
全額返金保証付きなので、ノーリスクだと言っていますが、
返金条件を満たさないと返金されない可能性がありますので、
事前に確認しておく必要があります。